VRサイクリング 天草編開始。下島を南部から北部へ西海岸沿位に縦断の巻。前回鹿児島県の長島からフェリーで渡った先、全国的にも有数の漁港でもある天草下島南端の町牛深を出発し、ほぼ西海岸に沿って北上。深いリアス式海岸の入江である羊角湾をぐるりと周りつつ、途中世界遺産の崎津集落を通る。その後内陸に入り大江の丘陵地帯を通った後、高浜からは天草西海岸サンセットラインと呼ばれる海岸道路を北上し、天草随一の温泉地下田を巡った後、突き出た砂州の先にある富岡半島の丘の上にある、江戸時代天草統治の中心であった富岡城址をゴールとする71kmの行程。天草の自然と産業、そして特有のキリシタン文化などの歴史が肌で感じられるような稀に見る充実したルートであった。まだ天草編は続くが多分今回のルートが天草の真髄なのではなかろうか。まず出発地、牛深は深い入江に展開する規模の大きな漁港とその背後のレトロな街並み、そしてそのレトロに妙にマッチする超モダンな湾曲する牛深ハイヤ大橋が印象的な魅惑の港町であった。天草にはリアルにも2回訪れているがここまで足を伸ばしてないなあ。海岸線はなかなか風光明媚でバリエーションに富む風景の連続であった。羊角湾の奥深さは格別で、海というより湖の風景でどこに湾の出口があるのかほとんど見えないほど。家屋付きの養殖筏があったり、水の上のコテージがあったりの特有の景色が展開する。一方で海食崖が連続するダイナミックな海岸風景もあったり、日本有数の美しいビーチがあったりでずっと海岸線沿いに走っても飽きることがない。しかしやはり天草ならではの情景といえば、キリシタン文化を背景にした教会のある風景。特に情緒溢れる漁村集落に聳えるゴシック様式の崎津教会の対岸からの眺めは素晴らしい。山間の里の緑豊かな小高い丘の上に白く輝くロマネスク様式の大江天主堂も全く異なるテイストながら印象的。これらの教会のある風景はまさに天草を代表するものであろう。今回のタイトルは天草道1日目となっているが、実は江戸時代の参勤交代で富岡城を始点として利用される天草道という街道は次回からの道筋である。次回は天草の中心地本渡を通り天草上島を巡る。
2026/7/2 天草道 1日目 牛深〜崎津〜大江〜高浜〜下田〜富岡城址
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