VRサイクリング 島原街道2日目として北目筋と呼ばれた島原半島の北側の海岸をなぞる街道筋を進む。前回ゴールとした島原駅前をスタートして、島原街道の旧街道を丹念に辿ってゆく。神代を通り北目筋の終点となる愛野まで進んだ後、街道から外れて諫早市街を抜けて大村湾に沿った山道を登り下りして、昔の湊町時津に出る。ここからは時津街道に沿ってそれほど起伏の少ない道筋を進むうちに長崎市街に入り長崎港ターミナルをゴールとする82kmの行程。前半の島原街道は、前々回、島原街道1日目として島原半島南側を巡った道筋と同様、並行した国道がありつつも、それを縫うように旧街道が残されている。雲仙を望む田園風景や有明海に面した海岸風景を基本に、ところどころに宿場の残り香の漂う古い町並みが現れたりで、特に目立った史跡や絶景ポイントには乏しいもののなかなか楽しめる道中であった。特に知られざる伝統的建造物保存地区として、佐賀鍋島藩の飛地であった神代には鍋島邸を中心に家老や武士達の家が残り、江戸時代にタイムスリップしたかのような界隈を構成していて、そういう意味では島原以上に良かった。諫早という町は鉄道にしても道路にしてもどうやらバイパスして通りすぎるようにできているようで、今までリアル、VR含め何度か長崎や雲仙・天草を訪れた際にも諫早市は通っても市街中心地は通らなかったので街としての存在感を感じていなかったが、今回初めて市街中心地を抜けてみると意外と大きな町だったので少々驚いた。諫早から時津に抜ける道は、狭くて急峻な山道で、どうやらみかん農家が利用している農道のようだったが、みかん山や段々畑の向こうに複雑な海岸線を望む、知られざる風光明媚の道であった。最後の時津から長崎までは短い距離であるが時津街道と呼ばれて、長崎街道をショートカットして彼杵から時津まで大村湾を船で渡った場合に利用する街道として、かなり利用されていたらしい。時津から低い丘のような峠を越えると早くも市電が走る長崎の市街地に入った。さて次回はゴールの長崎港からフェリーに乗って五島列島へ行ってみる。



















