VRサイクリング 天草道3日目。天草編最終回。天草上島から天草五橋を渡って九州本土へ戻るの巻。前回ルートの途上、金性寺のある上島の山の中の教良木を出発し、天草道に沿って北北東へ、小鳥越の峠を越えていくと昔の天草の玄関口であった湊町合津に出る。ここから天草パールラインに沿って天草五橋と間の島々を越えて九州本土、宇土半島の先っちょに位置する湊町三角に出る。ここで三角西港、三角東港を巡った後、主に内陸部を通って宇土半島を横断し、宇土藩城下町であった宇土に至る。街道としての天草道はここで薩摩街道に合流するわけだが、さらに北へ進んで熊本市の外港、熊本港のフェリーターミナルをゴールとする89kmの行程。今回のハイライトは天草五橋。1966年開通というから昨今日本のかなりの離島に橋が架けられた先駆けと言える。実際当時の技術レベルでは無謀と言われた計画であったがわずか四年で完成し、その後の本州四国連絡橋などの離島架橋へ拍車がかかるきっかけとなったらしい。リアルに天草へ2回訪れたことがあるが、1回目はまだ幼い頃で、その頃はまだ天草五橋がなくて本渡から三角まで船で渡ったような朧げな記憶がある。2回目はその30年後で天草五橋をレンタカーで駆け抜けた爽快なドライブの記憶がある。今回VRで久々に走ったが、日本三大松島の1つと呼ばれる多島海を眺めながらの道筋は心浮き立つものがある。もう1つ想定外のハイライトは三角港。大矢野島との三角海峡を挟んで西側有明海に面した三角西港と東側八代海に面した三角東港がある。現在は天草諸島へのフェリーなどが発着する三角東港だけが港として機能しているが、三角西港は明治政府の「殖産興業」政策の一環として開港した肝入りの港湾施設で、それが日本で唯一、当時の姿が完全な状態で保存されていることから世界文化遺産に登録されている。石積みの埠頭や街路・水路に、レトロな洋館や石造りの倉庫などが残されており、文明開化の頃の港湾施設がどういう雰囲気であったのかを感じさせてくれるレアな場所だ。明治から戦前にかけて台湾や大陸との間を行き来する港として重要な役割を果たしたようだ。宇土はVRサイクリングではちょうど五年前に薩摩街道を北へ進む途上で通過した宿場町であった。その折にも訪れた古い街並みと石造りのアーチ橋のある川沿いの風景の場所に再度足を運んだ。さて次回からは熊本港からフェリーに乗って対岸の島原港から島原半島を巡る旅へと進む。
2026/7/11 天草道 3日目 教良木〜合津〜大矢野〜三角〜宇土〜熊本港
リンク
リンク
リンク
リンク






.jpg)












