VRサイクリング 坊津街道2日目。薩摩半島南岸を東端から西端まで進むの巻。前回ルートの途上山川湾に面した山川付近をスタートし、まずは西の山地へ登り鰻池、池田湖を巡る。頴娃付近から薩摩半島南岸に近い国道に入りJR指宿枕崎線に沿って西へ進む。やがて遠洋漁業基地としてまた台風の通り道として知られる枕崎市街へ入る。その先海岸から離れて軽く峠越えをすると、古代から中世にかけて日本有数の国際港であった坊津に出る。ここからは複雑な海岸線と共に北から北北東へ進む。延々と風光明媚な海岸風景を堪能しているうちにゴールとした薩摩半島西端、野間岬の懐に位置する漁港野間池に辿り着く87kmの行程。池田湖はもっと観光地化されている湖かと想像していたらなかなか秘境感のある山の中の湖で、観光写真でよく見たように開聞岳を湖面に映した眺めが素晴らしかった。枕崎は町としては日本最南端の終着駅の枕崎駅がある以外に特に目を引くものはなかったが、やはり国内でも有数の漁業基地としての漁港の規模が大きくてそこが最大の印象として残った。坊津は深い入江が天然の良港として機能し、古代は遣唐使、中世には明、琉球、東南アジアとの交易拠点、さらに南蛮貿易にも利用された。江戸時代は薩摩藩の対外交流の玄関口として、華やかな歴史に彩られているが、現代においては台風等で史跡も残っておらず普通の田舎の漁港にしか見えない。坊津から先の海岸がとにかく予想外に美しかったのが今回のハイライトだろう。海岸線は複雑に入り組み、切り立った海食崖と小島や岩礁が海に散らばったダイナミックな海岸美がずっと堪能できる道筋であった。鹿児島の観光地と言えば、霧島、桜島、指宿・開聞岳付近と相場が決まっていて、アクセスの不便なこの付近まで足を伸ばす観光客はほとんどいないが、少なくとも九州の海岸線の中では、日南海岸以上の海岸美という印象を持った。さて次回は薩摩半島の内陸を縦断して鹿児島へ戻る。
2026/3/28 坊津街道 2日目. 山川〜池田湖〜枕崎〜坊津〜野間池
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