VRサイクリング 秋月街道の途上であるがちょっと番外編として寄り道。英彦山と耶馬溪を訪れてみる。前回ゴール地点近くいにしえの炭鉱の町田川の田川伊田駅付近を出発し、昔の英彦山参詣の街道彦山道に沿って彦山川の広い谷を南下し、宿場町であった添田へ進む。さらに狭くなった谷へ入ってゆき昔のJR日田彦山線の彦山駅付近から東へ方向を転じ、英彦山へ登って行く。英彦山中腹の英彦山神宮参道付近から英彦山の北側をぐるっと周り山国川の谷を南東へ下る。山国の集落からは日田中津街道に入りさらに山国川に沿って北東へ進むとまもなく天下の渓谷美を誇る耶馬溪。有名な青の洞門の先をゴールとする72kmの行程。耶馬日田英彦山国定公園を横断するルート。英彦山は古来より神の山として信仰されてきた霊山で、出羽三山、大峰山と並ぶ日本三大修験道の1つで、三峰からなる標高約1,200mの山々。この山域に上津宮、中津宮、下津宮、奉幣殿及び多くの摂末社が点在する英彦山神社がある。残念ながら今回の道筋では参道付近をうろちょろできただけで、重要文化財の銅鳥居や社殿などを拝むことはできなかったが、それでも霊山としての神々しい雰囲気はそこはかとなく感じられた。耶馬溪は日本有数の渓谷美を誇ると言われているが、上流から辿ってきた限りではやはり有名な青の洞門付近にそのエッセンスが集中している感じだ。青の洞門は江戸時代に禅海和尚が約30年かけてノミと鎚で手彫りしたトンネルで菊池寛の小説『恩讐の彼方に』の舞台となった場所。機械で掘ったトンネルとは異なるいかにも手彫りしたという剥き出しの大きな穴が見える洞門がm山国川沿いの競秀峰の絶壁に掘られて続く景色は唯一無二の景観だ。福岡に住んでいた子供の頃にドライブで英彦山も耶馬溪も連れて行ってもらった思い出があり押さえておきたく番外編とした次第。次回は秋月街道の続きに戻る。
2025/12/31 番外編:彦山街道・日田中津街道 田川〜添田〜英彦山〜山国〜耶馬溪
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