VRサイクリング 県境を越えて広島県東部の海岸線をなぞるの巻。カブトガニで知られる笠岡をスタートし、今や陸続きになっている神島を巡り、陸続きにした広大な笠岡干拓地を横断し、これも広大なJFEの製鉄所の敷地を突っ切ると広島県東部の中心都市福山。福山城など市街地を巡った後、また海岸伝いに南へ向かうと昔栄華を極めた湊町鞆の浦。町並みをじっくり巡った後、さらに海岸伝いに北西へ向かうと田島への特徴的な架け橋内海大橋をくぐり、国内有数の造船会社常石造船の林立するドックの連なりを抜けしばらく走ると個人的に懐かしい尾道へ到着。尾道駅前のフェリー乗り場をゴールとする72kmの行程。前半ではミニお遍路の島、神島が興味深かった。四国のお遍路の寺と同じ名前の寺が道端の祠としてあちこちに点在しているのだ。福山の海岸埋立地に展開するJFEの製鉄所は、まだ日本鋼管の頃大学の工場見学で訪れた時にも広さが印象的だったが、その広さを再認識させられた。今回のハイライトは何と言っても鞆の浦。古代から潮待ちの湊として知られ江戸時代には商港として栄えた町並みがそのまま残っていて多分瀬戸内の湊町情緒ではNo.1なんじゃないかと思っている。学生時代に尾道からバスに揺られて訪れた記憶があり、対岸の仙酔島を借景にした海岸沿いの邸宅からの眺望が印象に残っている。さて次回、尾道からスタートしたいところだが、尾道から三原までの海岸沿いは以前西国街道で走っていて代替の道もないので、トリッキーではあるが、今回ゴールの尾道フェリー乗り場から生口島瀬戸田経由で三原まで海路で進んで、三原からスタートすることとする。
2025/11/23 山陽海道 5日目 笠岡〜神島〜福山〜鞆の浦〜尾道
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