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2025/11/12 金毘羅街道 新居浜〜川之江〜豊浜〜琴平〜高松

VRサイクリング 昔のこんぴら参りの街道を辿って高松へ戻り四国の旅を締めくくるの巻。前回ルートで銅山の町新居浜市街南の讃岐・伊予街道と交差したポイント、レトロな喜光地商店街をスタートし、讃岐・伊予街道を東へ進む。土居、寒川を過ぎて瀬戸内海が次第に近づいてくる。やがて四国中央市の三島、川之江と製紙工場地帯を通り抜けしばし海沿いを進むと伊予国(愛媛県)から讃岐国(香川県)に入り、豊浜からは内陸へ進路を変え、金毘羅五街道の1つ伊予土佐街道に入って田園地帯を進むと牛屋口から金毘羅宮の裏の参道に入り、表参道に出る。ここからは金毘羅五街道の別の街道高松街道に入り、金毘羅宮参拝の帰り道を進む。讃岐うどんの名店を覗き見しつつ田園地帯を走り高松市街へ入り、街道のラスト1マイルは高松で最も賑やかなアーケード街。最後に今回の四国シリーズの出発点高松港フェリー乗り場をゴールとする96kmまたまた長丁場の行程。前半は伊予国と讃岐国を結ぶメインルートであった街道で、伊予では讃岐街道、讃岐では伊予街道と称する。後半、豊浜から金毘羅参道までが伊予土佐街道、金毘羅参道から高松までが高松街道。ということでいくつかの街道を渡ることになるが、繋げると伊予と高松を結ぶ最短経路になっていて、高松が四国から上方、江戸に通じるメインゲートであったことを考え合わせると、今回のルートは金毘羅参りも含め四国の中では中核的な街道ルートであったと考えられる。今回興味深かかった場所としてはまず三島・川之江の製紙工場地帯。王子製紙や日本製紙と至ったトップメジャーはいないが業界4位の大王製紙以下中小の製紙工場がひしめき合って、町全体が紙の町に特化しているのが唯一無二な雰囲気を醸す。四年前にこの辺を通った時には感じなかった。次はやはり金毘羅宮。四国の主要街道ルートが金毘羅宮の参道を通るように設定されていて、伊予、土佐からのルートは牛屋口という侘しい裏口から入る感じが面白い。牛屋口には坂本龍馬がよく通ったということで銅像が立てられていた。その先の高松街道はまさに表参道で、金毘羅宮に向かって街道沿いにいくつも鳥居が立てられていたり、門前町が延々と続いていたり、街道全体に道標や参拝者の安全を願って建てられた金毘羅灯籠が点在していたりする。お遍路と並んで金毘羅詣では四国の文化の不可欠な要素なのだろう。それから讃岐国独特の風景。讃岐平野に点在するため池と讃岐富士と呼ばれるおむすび山。富士山パターンだけでなく金毘羅宮の山や屋島のような台形バージョンもある。違う惑星に迷い込んだかのような不思議な景色だ。さて四国ともこれでおさらば。ここにVRサイクリングとして足を踏み入れることはないだろう。次回からはフェリーで直島経由で戻った宇野港から山陽コーストの旅を久々に継続する。

2025/11/7 別子・新居浜銅山コネクションルート 阿波川口〜新宮〜藤原〜別子山〜新居浜

2025/11/16 山陽海道 4日目 宇野〜児島〜下津井〜水島〜玉島〜笠岡

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