VRサイクリング 島根半島を東から西へ、中海・宍道湖を巡る旅の巻。隠岐から戻ってきた境港のフェリーターミナルをスタートし、中海に浮かぶ2つの島、江島と大根島を突っ切り中海西岸から山陰を代表する都市松江へ向かう。松江では松江城周辺を巡った後、松江杵築往還に入り旧道を辿りながら宍道湖北岸を西へ進む。宍道湖北西端近くで街道から外れ北の名刹一畑薬師へ寄り道。また街道へ戻り木綿取引で繁栄した雲州平田の街並みを愛でた後、街道から外れて田園地帯を南東へ走り、宍道湖南西端の町、以前も通った山陰道の宿場町、宍道をゴールとする71kmの行程。出だしの境港から大根島まではつい1ヶ月半前にクルーズの寄港地からの遠足で訪れた場所で、リアルな馴染み感があった。中海に架かる江島大橋は急勾配を延々と登るので「ベタ踏み坂」とも呼ばれ、その頂上からの中海の眺望が素晴らしく、CMでも使われた最近の名所。それから大根島にある由志園は今回前を通っただけだが、外人が特に喜びそうな見事な日本庭園だった。松江はVRサイクリングでは2022年2月に山陰道の途上で通過しているがその時は再度来訪することを見越して市街地の南半分だけしか巡っていなかった。今回は松江を代表するスポット、松江城やその周辺の堀が巡らされた城下町を巡った。子供の頃に松江城に連れてきてもらった写真が残っているが記憶には失われている。濃い緑と運河のように張り巡らされた堀の情緒は他の城下町にはない鮮烈な印象を感じた次第。再度リアルに訪れたいと願う。小泉八雲の家が残っていて、ちょうど小泉八雲夫妻を題材にして松江を舞台とした朝ドラ「ばけばけ」が始まったばかりでタイムリーであった。さて次回からはゴールの宍道宿の追分を起点とした宍道尾道街道を皮切りに幾つかの街道を乗り継ぎながら再度中国山地を横断するルートへ進む。
2025/10/2 松江杵築往還 境港〜松江〜一畑薬師〜平田〜宍道
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