VRサイクリング。隠岐島後の後は島前の三島を順に巡る。前回ゴールの島後の西郷港のフェリーターミナルから隠岐汽船のフェリーに乗りまずは中ノ島で下船し、フェリーターミナルのある菱浦港をスタートし、町役場などのある島の中心部の集落を抜けてゆく。島流しにあった後鳥羽上皇行在所跡のある隠岐神社の前を通り、さらに由緒ある宇受賀命神社の前を抜けて島北東部のビューポイント明屋海岸を愛でた後東岸に沿って南下し知々井、御波という入江の集落を通り抜けて島南部の尾根に登り、カルデラの海の眺望を楽しんだ後、西岸に沿って北上しフェリーターミナルに戻る28kmの行程。次にまたフェリーに乗り西ノ島で下船。フェリーターミナルのある別府港を出発し、隠岐へ流された後醍醐天皇の御所のあった黒木御所跡の前を通り、山へ登り、主に島の尾根の高台から外浜海水浴場やイザナギ湾の入江にも下ったりしつつ島北岸の険しい断崖の続く海岸美を愛でつつ進む。摩天崖展望所に登った後隠岐国賀海岸へ下り、その後穏やかな南岸に出て由緒ある由良比女神社と島一番の街並み浦郷を経て別府港へ戻る29kmの行程。最後にフェリーで知夫里島へ向かう。フェリーターミナルのある来居港を出発し、島の北岸沿いに西へ向かい古海集落を経て北西端のウグイガ崎に到達した後、尾根伝いに西海岸を望みつつ南へ進み、島で一番高いアカハゲ山山頂まで登った後、島南西部の名勝隠岐知夫赤壁付近の海岸付近まで下りその後南海岸を進み島の中心村落知夫を経て来居港へ戻る18kmの行程。トータル75kmの三島巡りの行程。今回は初めて複数の離散ルートをまとめたルートとしてみた。前回の隠岐島後は日本の田舎の箱庭的な風土を感じたが、隠岐島前は一転して日本で比肩するロケーションのない唯一無二の秘境であった。内海を囲む三島は実は二重火山の外輪山を為していて、西ノ島の焼火山のある丸い半島が中央火口丘。そして内海が世界でも2つしかないカルデラの海なのだ。各島の外輪山に相当する尾根に登るとこのカルデラの海のある二重火山の絶景が眼下に広がる。それだけでなく西ノ島では日本最大級の海食崖摩天崖などの険しい海岸風景を高台から眺望するダイナミックな絶景、知夫里島では島の山の上に広がる牧草地に隠岐牛が点在して草を喰む、その周辺には360度の海が広がるユニークな絶景。いやーこれだけ絶景尽くしの場所は今までほぼ日本全国津々浦々を回ってきた中でも最高のロケーションと断言したい。また自然の驚異だけでなく、日本でも有数の、出雲大社と同格の「名神大社」に格付けられる2つの神社、宇受賀命神社と由良比女神社などの国生みの神話にも関わる由緒ある神社が鎮座する、いわば神が宿る島々とも言える。隠岐は遠い離島であるが航空便も通う場所でもあるので、いずれリアルにも訪れてみたいと切に願った次第。(こういう場所がどんどん増えてくるがその上位にランクしたい。)さて次回はまたフェリーで境港へ戻り、そこから新たなルートを切り開いて進む。
2025/9/26 隠岐島前三島巡り 中ノ島〜西ノ島〜知夫里島
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