VRサイクリング 下関への迂回路1日目。長門国の南東から北西へ斜めに縦断して角島へ到達するの巻。工業都市宇部の中心地宇部新川駅をスタートし、一旦西へ向かい山陽小野田市に入った後北へ進む。宇部から小野田にかけてはセメントなどの化学工業を中心とした工業地帯が沿岸地帯に広がっているが、そこから北へ行くと低い山々に囲まれた緑溢れる田園と里山の道がひたすら続く。厚保付近から北西へ針路を変えて同様の田園と里山の風景の中を進み、豊田、豊北といった田舎の町を通り過ぎ山陰本線の沿線から海岸に出て、近年有名な観光スポットとなった角島大橋を渡り角島西端の角島灯台付近をゴールとする88kmの行程。宇部・小野田は明治以来セメントや石油化学工業で栄えてきた、工業都市としては歴史ある地区なので、工場群も近代的というよりレトロな味わいが感じられた。その先日本海に出るまで今回のほとんどの行程は旧街道でもなく、町らしい町も、名所・史跡・観光地もほぼ一切ないと言ってもいい眠くなるような道筋だったが、箱庭をぐるぐる巡っているような緑溢れる日本の典型的田舎風景は心休まるものがあった。最後に渡った角島は昨年5月にリアルに訪れたので記憶も新たに馴染み深かったが、その時天気はイマイチだったので、今回の晴天下のコバルトブルーの海に伸びる角島大橋は初めて見るかのような絶景であった。ゴールの角島灯台もコバルトブルーの海に映えてリアルで見るより良かった。次回は迂回路2日目として赤間街道北浦道筋を走って下関に至る。
2025/12/18 長州縦断ルート 宇部〜小野田〜厚保〜豊田〜豊北〜角島
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