VRサイクリング 離島シリーズ。いわゆる瀬戸内アート諸島を一巡りの巻。前回到着したかつての四国への玄関口宇野港からフェリーで直島西岸の宮浦港へ。平坦な中央部を横断して東岸の本村地区を巡った後、南岸に回り、丘の上を進んで宮浦港へ戻る。ここからまたフェリーで豊島へ渡り北西岸の家浦港を出て北側を回り北東部の唐櫃地区を巡る。その後南側のオリーブ畑が広がる丘の上を進んで南東岸の甲生浜を経由してまた家浦港へ戻る。ここからフェリーを乗り継ぎ、直島経由、高松港経由で、男木島へ。男木島では北端の男木島灯台を訪れた後、南東部男木島漁港を経由して南西部の男木島港へ戻る。最後にフェリーにて女木島へ渡り、東岸の女木港をスタートして東岸沿いに北へ進んで島北部を横断。西岸へ出て中央部まで戻った後島中央部の小高い山を登って鬼ヶ島大洞窟前まで行った後、島南部をぐるって巡って女木港へ戻る。このように4島を巡るトータル43kmの行程。今回走った4つの島々は通称瀬戸内アート諸島と呼ばれる島々で、三年毎に開催される日本最大級のアートの祭典「瀬戸内国際芸術祭」のメイン会場になっている。瀬戸内海の風景に溶け込むアート作品が売りのイベント。VRサイクリングではそのアートな風景の一端しか伺えなかったが、瀬戸内の離島の長閑で独特な風景と一部垣間見えたアートな雰囲気に癒された。特に直島はアートな雰囲気が充満する島。島の北側に展開する三菱系の銅製錬所の存在により経済的に豊かになったことで、ポストモダン建築家として名高い石井和紘氏の代表作的なクールな公共建築が点在するのだ。直島小学校、直島中学校、直島町役場など、離島とは思えない立派で洒落た建物群。美術館も直島新美術館、李禹煥美術館、ベネッセハウス ミュージアム、地中美術館や他にも小さなミュージアムが点在。東岸の本村地区では、古民家をアート作品化する家プロジェクトが進行していてすでに7軒のアート建築が公開されているが、それ以外の焦茶色の伝統的な漁村の家並もいい雰囲気。さらに瀬戸内国際芸術祭で屋外展示された数々のアートモニュメントがそこかしこに点在。カフェなどの店や宿泊施設もどこかアートな雰囲気を漂わせている。この島は一度ゆっくり滞在して歩き回ってみたいと思った。豊島もそうしたアート展示や美術館が多く点在しているが歩き回るには島が広くて険しい地形なのがね。男木島はに映画「喜びも悲しみも幾年月」のロケ地となった登録有形文化財の男木島灯台がThe 灯台というオーラが感じられて良かった。女木島は桃太郎の鬼ヶ島とされる島であるが快水浴場百選に選定され水質、景観に優れたビーチが印象的であった。次回は四国へ渡って高松から、4年前のお遍路巡礼に沿ったVRサイクリングルートで行けなかった地区を巡る旅に出る。
2025/10/19 瀬戸内アート諸島一巡り 直島〜豊島〜男木島〜女木島
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