VRサイクリング 小豆島をじっくり巡る周遊ルート。新岡山港からフェリーで到着した土庄港をスタートし、エンジェルロード、迷路の街、世界一狭い土渕海峡など見どころの多い土庄の町を一巡りした後島の南岸沿いに東へ進む。南斜面にオリーブ畑が広がる小豆島オリーブ公園を通り、高松からのフェリーターミナルのある草壁で北の内陸方面へ左折。日本有数の渓谷美で知られる寒霞渓のある島の背骨的な尾根に登った後、北岸へ向けて降ってゆく。沖にいくつもの小島の浮かぶ漁港大部から時計回りに島の北部から東部にかけて海岸に沿って走る。この辺は山地が海に迫る海食崖が続く。ところどころに福田港のような入江も通る。また名産の花崗岩を切り出す石切場も目立つ。海岸線を南東部まで進んだところで西へ一山越えて、前に通った草壁付近に出る。醤油や素麺の生産工場の間をすり抜け、南東部の半島の途中からさらに西へ突き出た半島を進み岬の突端付近田浦地区の二十四の瞳映画村をゴールとする77kmの行程。離島の割には複雑なルートにした分結構距離は稼げた。このルートの半分近くは12年前小豆島を訪れてレンタカーで巡った道筋なので馴染みがあり懐かしい。小豆島は地形が複雑な分、風光明媚で海岸風景が魅力だ。それから名産の醤油と素麺の工場が無数に点在しているのが印象的。以前訪れた時もいくつかの醤油蔵を見学したのをその香りと共に思い出す。それと南斜面に展開するオリーブ畑。観光的に設置された風車やギリシャ風建築が風景に馴染んでエーゲ海風のムードを醸し出すのもいい。それから以前は知らなかった名産品が花崗岩。北部から東部の海岸沿いには石切場が点在し、山も特徴的な岩肌を見せている。歴史的にも大阪城の石垣のかなりの部分がここの石を切り出して船で運ばれたものらしい。その後現代に至るまで花崗岩を使った洋風建築などで小豆島を含めた岡山県と香川県の間に展開する備讃諸島で産まれた花崗岩が活用されてきたようだ。また小豆島は離島としては例外的に島のあちこち(5箇所)から本土のあちこちへ定期船が運行する島。こんな島は沖縄本島や佐渡島、淡路島などの大きな島にも見られない。大抵の離島は1箇所から本土の1箇所を結ぶ一本の定期船航路だけで繋がっているのが通常なのだ。次回はそのうちの1箇所から次のルートの開始地点へ定期船で繋ぐ。
2025/9/3 小豆島周遊ルート 土庄〜草壁〜寒霞渓〜福田〜田浦
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