VRサイクリング 山陽海道3日目。岡山県東部の瀬戸内海沿岸を進むの巻。前回日生諸島へ渡った日生市街手前の分岐点をスタートして西へ進む。まもなく奥の深い片上湾を渡る片上大橋を渡りほとんど人家が見られない内陸の丘陵地帯をしばらく走った後、昔東洋一を誇った錦海塩田跡を縦断すると、古代から江戸時代まで寄港地として繁栄した湊町牛窓に着く。一部超レトロ、一部リゾート的な雰囲気を併せ持つ牛窓の町を抜けて再度内陸へ入る。備前焼の里や竹久夢二の生家のある邑久付近をすり抜けて平野を西へ進み大河吉井川を渡ると高瀬舟が往来し、北前船も寄港した湊町として繁栄した湊町・門前町の西大寺。町並みをぐるっと巡ったのち吉井川に沿って再度海岸へ出ると対岸の児島半島が近い静かな深い湾。四手網小屋が建ち並ぶ海岸沿いを進むとまもなくゴールの新岡山港。山陽海道と名うった道筋を3回続けてきたが、やはり4年半前に通った、より内陸を通る西国街道よりも史跡が多く歴史的にも繁栄の痕跡の残る町が多い。どうやら江戸時代以前、中国地方は陸路ではなく海路で移動するのが主流だったんだな、と胸落ちした。今回も牛窓と西大寺という味のある歴史的町並に遭遇して楽しい旅となった。特に牛窓は日本のエーゲ海と呼ばれる美しい海岸に沿って続くレトロな家並に魅了された。知られざる土地でアクセスも不便だが訪れてみたい町となった。さて岡山付近まで進んだ山陽海道だがここで一旦中断してしばらく紆余曲折モードに入る。次回は今回ゴールの新岡山港からフェリーで渡った小豆島を攻める。
2025/8/30 山陽海道 3日目 日生〜牛窓〜西大寺〜新岡山港
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