VRサイクリング 大阪市街・近郊北部をグルッと巡るの巻。前回の終点箕面駅をスタートし、まず南東へ進み千里の昔の万博開催地、万博記念公園を覗いた後南南西へ。吹田、新大阪を経て大阪の中心梅田で久々の大都市繁華街の雰囲気に浸る。さらに南西へ進み大阪港近辺、天保山の海遊館から天保山大橋を渡って桜島のUSJを横目で眺める。ここから安治川沿いを遡って野田から北西方向へ進路を取る。淀川、神崎川を渡った尼崎付近から有馬街道に入り伊丹を経てエンターテインメントシティ宝塚の駅前をゴールとする66kmの行程。3年ほど前にVRサイクリングで近畿地方主に紀伊半島を巡った際にいわゆるミナミ等の大阪の南側は舐めたので今回北側とベイエリアを攻めてみた。残念ながら現在の万博会場は建設前のストリートビューしかなかったのでパスしたが、昔の万博会場の太陽の塔は僕らの世代には大阪のシンボルであり、あの時代の夢の跡の遺跡でもあるので押さえた。梅田周辺は大阪を訪れるたびにほっつき歩いている馴染みの地帯だが、ミナミの濃すぎるナニワのエッセンスが薄まってスマートにした雰囲気が東京人には居心地いいのかもという気がする。ベイエリアは万博を除外しても今や大阪観光のフォーカスであることは間違いない。TDRより勢いのあるUSJはまた訪れてみたいし、海遊館も興味ある。万博の跡地も多分何か人が集まるような施設ができて、ベイエリアは東京以上に発展しそうだ。さて有馬街道はルートの後半1/3程度だが、やむごとなき人々が古代からのリゾートであった有馬温泉に行くのに利用した街道で、豊臣秀吉が大阪城から行った時には街道をフルに利用したであろうし、京都の皇族・貴族は西国街道から有馬街道に乗り継いで行ったようだ。そんな利用価値のせいか旧道は細道ながらウネウネとずっと切れることなく続いていて気持ちが良い。途中の伊丹や小浜といった宿場もまだ面影を残していてグッド。特に小浜宿は宝塚という西洋かぶれシティの脇にありながらこの一角だけ世界が違うというギャップ萌えが味わえる。ゴールの宝塚は思った以上に町全体がテーマパーク化していてびっくりする。宝塚まで線路を敷いたものの乗客が少ないのを宝塚歌劇団を創設して利用客を増やすという阪急電鉄の小林一三の発想が素晴らしすぎる。次回は有馬街道の目的地有馬温泉を経て神戸へさらにその先へと進む。
2025/7/28 有馬街道 1日目 箕面〜千里〜大阪市街〜尼崎〜伊丹〜宝塚
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