VRサイクリング 丹後半島を東側から西側へぐるっと巡る旅。天橋立を出発し若狭湾沿いに北東へ進み舟屋で有名な伊根を通り過ぎると海食崖が続く隆起型の海岸線に変わり、段丘上を海岸に沿って北西へ進む。時折出現する入江の漁村集落へ下ったり段丘上に登ったりを繰り返し、丹後半島北端の経ヶ岬へ到達。ここからは海岸に沿って西南西へ向きを変える。ここから先は経ヶ岬の手前ほど険しい地形ではないが、海岸線は相変わらず複雑で丹後松島、屏風岩、立石などの風光明媚なポイントを愛でつつ進み、食通に有名な間人ガニが水揚げされる間人、サーファーのメッカ八丁浜のある網野、静御前の生まれた磯を通り、夕日の名所、夕日ヶ浦海岸のある浜詰をゴールとする74kmの行程。行程前半の白眉は何といってもこじんまりした静かな湾に沿ってずらりと建ち並ぶ舟屋の風景が素晴らしい伊根。日本のどこにもない唯一無二の眺めはエキゾチックでさえある。昔丹後半島をバスで巡った際、まだ観光ルート化されてなくて訪れるのを断念した覚えがあるが、ここは行くべきだったな。いやこれからでもいつか訪れたいと強く願う次第。その先は山陰海岸ジオパークの一部として登録されている風光明媚な海岸線。半島先端の経ヶ岬灯台までは今回入れなかったが、丹後松島、立岩などのビューポイントは押さえられた。日本には風光明媚な海岸はあちこちにあるが、西日本では指折りの美しさだと思う。次回は若干寄り道モードながらこの流れで鳥取方面へ山陰海岸ジオパークの探索を続行してゆく。