VRサイクリング 敦賀から小浜まで若狭湾を東から中央部まで進むの巻。日本海きっての天然の良港敦賀港をスタートし、敦賀の市街を東から西へ突っ切り日本三大松原の気比の松原を愛でた後、丹後街道に沿って若狭湾岸を西へ進む。美浜原発のある美浜町の佐柿宿を通り抜けた先で街道を外れて、若狭湾国定公園屈指の景勝地、三方五湖をぐるりと巡り、三方宿で再度街道に戻るとまたその先で内陸を進む街道を外れて若狭湾の複雑な海岸線を楽しみつつ食の町、小浜に入る。小浜市街は東側の小浜城址から小浜港を経て小浜駅をゴールとする75kmの行程。若狭湾というと個人的には中学の頃名古屋の親戚に海水浴に連れて行ってもらって、エメラルドグリーンの美しい海が印象に残っているが、それ以外はリアルには足を踏み入れたことがなく経験値としては手薄な地域であった。今回VRでほぼ初めてこの地域に踏み込んだことになるが、やはり昔の印象通り美しい海であったが、特に三方五湖の北側レインボーラインからの、断崖絶壁の海岸を右手、幾つもの湖が重なって広がる左手という他に類を見ない絶景は期待以上に素晴らしかった。三方五湖は5つの湖がそれぞれ淡水湖、海水湖、汽水湖と水質が異なり、多様な生態系の動植物の宝庫でラムサール条約に登録されているという豊かな自然を有すると共に、水産資源の供給地としても古くから知られ、海に続く湖は日本海の海運の絶好な湊となって、五湖沿岸名産の梅と共に積み出されて繁栄した時期もあったようだ。小浜については次回以降もじっくり巡る機会があるので今回は割愛する。次回は有名な鯖街道で久々の京都へ向かうぞっと。