VRサイクリング 福井に向けて金沢から加賀温泉郷まで進むの巻。金沢は兼六園の入口をスタートし、金沢市街西部を香林坊→長町武家屋敷街→にし茶屋街と巡った後北陸街道に沿って南西方向へ走る。宿場の面影残る野々市を通り田園地帯を突っ切り松任、粟生と旧宿場の街並みを通りすぎてしばらく進むと古色蒼然とした都市小松に辿り着く。その先コマツの広大な粟津工場の脇を抜けた月津で街道から抜けて関西の奥座敷とも称される有名な温泉地帯加賀温泉郷を片山津温泉→山代温泉→山中温泉とめぐってゆき山中温泉の名所こおろぎ橋をゴールとする57kmの行程。金沢市街で巡った西部の各スポットも何度か訪れた記憶があるが、ひがし茶屋街とにし茶屋街は似たような家並で川向こうという立地も似ているのでどうもごっちゃになる。10年前訪れたのは「にし」の方だとばかり思っていたがお土産屋やカフェなど賑やかすぎたのでどうやら「ひがし」の方だったらしい。「にし」も一度は訪れているはずだが「ひがし」に比べるとしっぽりした料亭が並び芸者が石畳を歩く本来の茶屋街に近い大人の街らしい。いずれにしても金沢のイメージはこのしっぽりした茶屋街だなあ。小松は空港のある街として認識していたが、金沢以上に古い街並み景観率が高い街だと初めて知った。ここはという名所史跡があるわけではないがこの街並みだけで結構魅力的だ。加賀温泉郷はいずれ滞在したいと思いつついまだにご縁がない。有名どころの大旅館・ホテルが林立しつつも、総湯と呼ばれる立派な共同浴場があり、温泉街としての情緒も備え、名所、史跡、立ち寄り処も満載でやはりいずれここに滞在して北陸を旅する企画を立ててみたいと思った。