VRサイクリング 能登半島南東部を北上する。氷見のひみ番屋街をスタートし、内浦街道に入る。富山湾沿いに北上、石川県に入り能登南部の中心都市七尾市街を通り抜けその先の有名な温泉地和倉温泉街を一巡りした後、一旦街道から抜けて能登島大橋を渡り能登島へ入る。能登島西部をぐるっと回って島の西端に架かるもう一つの橋ツインブリッジのとを渡って再度内浦街道に入る。能登半島東海岸内浦の海岸の道を北上し能登半島中部のターミナル的な町穴水の駅前付近をゴールとする81kmの行程。昨年の正月を襲った能登半島地震は報道的には北部の珠洲市や輪島市の被害が取り上げられることが多かったが、今回走ってみると中南部もかなりの被害に見舞われたことを体感した。南部の七尾市街も古い町並みの一部で半壊した建物やブルーシートが覆われて改修中の建物が散見されたが、中部の穴水まで来ると被害は大きく商店街の中の全壊した建物は撤去されて所々空き地になっていた。どちらの町も残っている町並みからも古き良き町並みが保存されていたのに、どうやら味のある古い木造家屋がやられているので残念な状況になってしまったようだ。地震がなければ心洗われる旅が期待された能登だったが、今後はさらに災害の爪痕が生々しく残る土地を巡る重苦しい旅になりそうな予感。そんな中でも七尾から能登島そして穴水に至る内浦の穏やかな海岸風景は美しく癒された。次回は能登半島先端に向けてさらに内浦の海岸線沿いに進む。