VRサイクリング 気仙道2日目。三陸海岸の南部をさらに南下の巻。水産業とセメントの町、大船渡をスタートし三陸海岸沿いに南下し、東日本大震災の津波で町が完全に消滅した陸前高田を経て、三陸復興国立公園に含まれる唐桑半島へ寄り道した後、国内屈指の水産都市、気仙沼は気仙沼駅をゴールとする53kmの行程。これまでになく東日本大震災の津波被害の凄まじさに胸が塞がる思いを感じるルートであった。前回は大船渡市街の津波被害にインパクトを感じたが、今回のルート途上の陸前高田では、町そのものが津波で完全消失した現場を見てしまった。犠牲者数も人口24246人のうち1757人で岩手県最大の率という惨状だが、震災前の写真・映像が想像できないほど変わり果てた旧市街地の風景には胸が締め付けられる。陸前高田駅の駅前通り付近にはレトロな商店街が展開していたのが、震災後13年経過した現在、一部ショッピングモールが展開したりしているが、失敗したニュータウン計画地のようにさら地が広がっていて、ここが元の賑わいを取り戻すことは2度とないだろうと予想できる。大船渡や気仙沼もよく津波映像がニュースで流されたりしていたが、市街地全体が壊滅したわけではなく、街道沿いの伝統的な街並みはしっかり残っていた。ところで途中立ち寄った唐桑半島は、日本の秘境を紹介する本に掲載されていたのに魅せられて、学生時代に訪れてユースホステルに宿泊して、巨釜・半造という奇岩が林立する海岸の絶景を見に行った思い出があった。流石にその絶景のエッセンスをVRで観ることはできなかったが、眺めがよくアップダウンの多い複雑な地形の丘陵地は集落も大震災の影響を感じることがなく長閑で美しい風景が続いてホッとするひとときであった。次回もまだまだ東日本大震災の爪痕が生々しく残る地域が続く。
2024/7/5 気仙道 2日目 大船渡〜陸前高田〜気仙沼
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